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硝酸
ふりがな文庫
“硝酸”の読み方と例文
読み方
割合
しょうさん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しょうさん
(逆引き)
それは
葡萄酒
(
ぶどうしゅ
)
ではなく
硝酸
(
しょうさん
)
の壜だった。われわれはここに、その
殺戮
(
さつりく
)
の陰惨な光景をありのまま語っているのである。包囲された者はあらゆる物を武器となす。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
これは
横浜
(
はま
)
へ明治年間に来た西洋人が、その頃日本に珍らしくて
且
(
か
)
つ高価だった
硫酸
(
りゅうさん
)
や
硝酸
(
しょうさん
)
などを生産して
儲
(
もう
)
けたことがあるが、それに
刺戟
(
しげき
)
せられて、
雨後
(
うご
)
の
筍
(
たけのこ
)
のように出来た強酸工場の
名残
(
なごり
)
なのだ。
疑問の金塊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
王水
(
おうすい
)
という
強酸
(
きょうさん
)
があることを、人々は知っているであろう。それは
硝酸
(
しょうさん
)
と
塩酸
(
えんさん
)
とを混ぜた混合酸であるが、この酸に黄金を
漬
(
つ
)
けると始めて黄金は形が
崩
(
くず
)
れ、やがて、全く形を失って液の中に
溶
(
と
)
け去る。
疑問の金塊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
硝酸(しょうさん)の例文をもっと
(2作品)
見る
“硝酸”の意味
《名詞》
硝酸(しょうさん)
窒素のオキソ酸の一つ。化学式 HNO3。通常はその水溶液をいう。一価の強酸であるが濃度によりやや異なった性質を示し、濃度の高いものは濃硝酸、低いものは希硝酸と呼ばれる。強い酸化作用を示し、種々の金属を溶解する。また、有機化合物のニトロ化に用いられる。爆薬や肥料の原料となり、工業的にはオストワルト法により生産される。
(出典:Wiktionary)
硝
常用漢字
中学
部首:⽯
12画
酸
常用漢字
小5
部首:⾣
14画
“硝”で始まる語句
硝子
硝子戸
硝子窓
硝子扉
硝子越
硝煙
硝子杯
硝子張
硝薬
硝子玉
“硝酸”のふりがなが多い著者
ヴィクトル・ユゴー
海野十三