“こさかずき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小盃42.9%
小盞28.6%
小杯14.3%
小觴14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其角きかく句あり。——もどかしや雛に対して小盃こさかずき
雛がたり (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
給仕のをとこ小盞こさかずき焼酎しょうちゅうのたぐひいくつかいだるをてく。あるじの外には誰も取らず、ただ大隊長のみは、「われ一個人にとりては『シャルトリョオズ』をこそ、」
文づかひ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
片手を畳について右の方に持ってなすった小杯こさかずきを、気前よくつつと差してくんなすったい。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
プリニウス説にロネス島のリンドスなるミネルヴァ神廟にエレクトルム(金と銀と合した物)の小觴こさかずきあり。神女ヘレナの寄附した品でその美しい乳房をモデルに作ったそうだ。