“せいさん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
凄惨57.6%
悽惨14.4%
成算8.0%
聖餐7.2%
凄慘4.8%
正餐2.4%
生産2.4%
征驂0.8%
盛餐0.8%
青衫0.8%
青袗0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、私のそのかすかな身ぶるいのなかを氏の作品の「羅生門」の凄惨や「地獄変」の怪美や「奉教人の死」の幻想が逸早く横切った。
鶴は病みき (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
しかしかかる悽惨な生の流れにおいてこそ、はじめて太子の御姿が幾度もふりかえられ、その祈念は人心に復活したといえるのではなかろうか。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
だが、息子のそれらの良質や、それに附随する欠点が、世間へ成算的に役立つかとぶまれるとき、また不憫さの愛がえる。
かの女の朝 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
彼は聖餐が風に投げ散らされるのを見る牧師のようであり、偶像の上に通行人がしてゆくのを見る道士のようだった。
悲慘なのもあれば、れた御殿女中が、三十幾人帆柱からけて、振袖も、とともに三百石積けまはりながら、つたと凄慘なのもある。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
白仁さんから正餐御馳走になったときは、民政部内の諸君がだいぶ見えた。みんなってカーキー色の制服を着ていた。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
猶雪の奇談他事珎説こゝにしたるもければ、生産ふたゝびべし。
長城万里に荒蕪落日に乱るゝの所、たる征驂をとゞめて遊子天地に俯仰すれば、ために万巻の史書泣動し、満天の白雲つて大地を圧するの思あり。
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
十荷酒瓶を用意し、干魚、乾貝、川魚、鳥肉、果実、牛酪、菜根など、あらゆる珍味を調理して、当日の盛餐にそなえた。——おそらく、この館の古い厨房が始まって以来の煮炊きであったろう。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
 青衫馬蹄の塵に汚る
夏の町 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
江西と云えば彼女の産地は、潯陽江上の平野である。中学生じみた感慨に耽ければ、楓葉荻花瑟瑟の秋に、江州の司馬白楽天が、青袗した琵琶の曲は、の如きものがあったかも知れない。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)