“聖餐”の読み方と例文
読み方割合
せいさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうえ、犯人に対してもつとめてキリスト教的な交わりを絶やさぬようにして、教会の勤行きんこうにも聖餐せいさんにも参列させるし、施物も分けてやる。
彼は聖餐せいさんが風に投げ散らされるのを見る牧師のようであり、偶像の上に通行人がつばしてゆくのを見る道士のようだった。
宗教は聖餐せいさんにあらず、洗礼にもあらず、但しは、法則にも、誡命にもあらざるなり、赤心の悔改と赤心の信仰とは、いかなる塲合に於ても尤も大なる宗教なり。
復讐・戦争・自殺 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)