“唾”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
つば80.8%
つばき13.2%
4.9%
0.3%
つばは0.3%
0.3%
ツバ0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“唾”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語36.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語8.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)2.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「あのような馬鹿者は勘当じゃ。」と、師直はつば吐くように言った。「兄なぞはどうでもよい。何事も将軍家のお指図じゃ。」
小坂部姫 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
主人夫婦は、ごくりとつばをのんだだけで、何もいわない。——いや云い得ないほど白々と歯の根を噛んだ顔しているのである。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
單に私が無職であり、もしくは變人であるといふ理由をもつて、あはれな詩人を嘲辱し、私の背後うしろからつばきをかけた。
純情小曲集 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
体の生理状態ばかりでなく、さんざん、蹴られたり撲られたり、つばきされたりした頭も、いつもの彼の常軌ではないのである。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
覚一は、針を並べたような眼で、しばらく、辺りの気配を、心の耳で聴いていたが、やがてを呑むような、小声をひそめ、
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「まあ、聞いて下さい。あなたの、その尊い口にもの涌くやうな話なのです。あの鍛冶屋町を知つてゐるでせう。」
(新字旧仮名) / グスターフ・ウィード(著)
少しく文字ある者は都々逸どどいつを以て俚野りやすべしとなす。
人々に答ふ (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
占師曰く、これは人蟒じんぼうが生まれた兆だ、国中新生の小児をことごとく送り来さしめ、各々一空壺中につばはかしむれば、つばきが火となる児がそれだというので試みると、果して一児が人蟒と別った
と云いさま、ガアッとたんの若侍の顔にき付けました故、流石さすがに勘弁強い若侍も、今は怒気どき一度にかおあらわれ、
二人は時々、雷光をみるやうに、怖いとも怖くないとも分らない視線を送つてはまた、ツバを吐く時のやうにペツと視線から飛びのいた。
分らないもの (新字旧仮名) / 中原中也(著)