“唾:つ” の例文
“唾:つ”を含む作品の著者(上位)作品数
泉鏡花10
吉川英治3
泉鏡太郎2
ハンス・クリスチャン・アンデルセン1
三文字屋金平1
“唾:つ”を含む作品のジャンル比率
文学 > ドイツ文学 > その他のゲルマン文学14.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.3%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
覚一は、針を並べたような眼で、しばらく、辺りの気配を、心の耳で聴いていたが、やがてを呑むような、小声をひそめ、
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「まあ、聞いて下さい。あなたの、その尊い口にもの涌くやうな話なのです。あの鍛冶屋町を知つてゐるでせう。」
(新字旧仮名) / グスターフ・ウィード(著)
「ついては……」と、清高はそこで、重々しく威儀づくったが、ごくとを呑む小心な体のこわさにもなりながら——「幕命でござれば」
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
十余人の盗人たちは、このことばを聞かないように、いずれもをのんで、身動きもしない。
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ふ、むねたきれ、かわいた。
夜釣 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
いや、そんなことより、力餅ちからもちさへはぬ二人ふたりが、辨當べんたうのうまさうなのに、ごくりと一所いつしよをのんでおなかいてたまらない。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
行処ゆきどこもございません、仕様が無いんでございますから、先生さえ、お見免みのがし下さいますれば、わたくしの外聞や、そんな事は。世間体なんぞ。」となかば云ってが乾く。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「内の人が、」と声を出して、女房はんだ。
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そして乾いたお口のを待ってまた仰っしゃった。
宗吉は、可憐あわれやゴクリとを呑んだ。
売色鴨南蛮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
これをおもへばきて堪へがたし。
何と言おうと、黙ってむ。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
さりながら論語ろんごきて梅暦むめごよみ六韜三略りくとうさんりやくとする当世たうせい若檀那わかだんな気質かたぎれとは反対うらはらにて愈々いよ/\たのもしからず。
為文学者経 (新字旧仮名) / 内田魯庵三文字屋金平(著)
道庵はグッとを呑み込んで、
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
とごくりとみ、
鑑定 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
婆さんはをのんで、
政談十二社 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
お民はをのみ、
女客 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「鏨を取った片肱かたひじを、ぴったりと太鼓にめて、銀の鶏を見据えなすった、右の手の鉄鎚かなづちとかね合いに、向うへ……打つんじゃあなく手許てもとつるを絞るように、まるで名人の弓ですわね、トンと矢音に、瞳が入ると、大勢が呼吸いきを詰めてをのんでいる、その大広間の天井へ、高く響いて……」