“核”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
たね52.3%
さね22.7%
かく11.4%
しん9.1%
2.3%
タネ2.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“核”を含む作品のジャンル比率
文学 > ドイツ文学 > その他のゲルマン文学14.3%
文学 > 日本文学 > 詩歌1.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
と声を立てた連中も、両手で輪切りの大きなのを一ツずつかかえこんで、盛んにそこらをたねだらけにしているところです。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
……本田も韮山も、殆んど無心になったように、セッセとユスラ梅をちぎっては口に入れ、そのたねをペッと吐きペッと吐きしている。
好日 (新字新仮名) / 三好十郎(著)
それを言明しても、果物が堅実なさねを蔵しているように、神話の包んでいる人生の重要な物は、保護して行かれると思っている。
かのように (新字新仮名) / 森鴎外(著)
が、それよりも不思議なのはその実はさねのあるところに美しい赤児あかごを一人ずつ、おのずからはらんでいたことである。
桃太郎 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
さもなくば自己に帰って、客観的にはへりくだってすべてに顕わるる神を見、主観的には自己をかくにして内にも外にも好きな世界を創造すべく努めるか。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
椰子が其果そのみかく殻皮こくひなかをさめて、
南洋館 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
思いも寄らぬ蜜柑みかんの皮、梨のしんの、雨落あまおち鉢前はちまえに飛ぶのは数々しばしばである。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
梨のしんを絞りしつゆも、木槿の花を煮こみし粥も、が口ならばうまかるべし。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しかしたまたまわが陋屋ろうおくの庭に枇杷のの生育して巨木となったのを目前に見る時、歳月の経過を顧み、いかにはなはだしく時勢の変転したかを思わずには居られない。
枇杷の花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
グミの実を食うとき、タネ(すなわちサネ)の如く残される部が右花托の硬変部でそれは種子の皮部であるかと疑われる。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)