“さね”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:サネ
語句割合
58.8%
17.6%
5.9%
旅費5.9%
沙禰5.9%
真嶺5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、それよりも不思議なのはその実はさねのあるところに美しい赤児あかごを一人ずつ、おのずからはらんでいたことである。
桃太郎 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
その法は、つるし柿をさねをとりてひしいで、歯にて食いきらぬようにかみて、一息にのむべし。抜けること妙なり。また、「左」の文字を杯の中へ書き、水にてとき、のむべし。抜けること妙なり。
妖怪学 (新字新仮名) / 井上円了(著)
プラムを食しそのさねの数をかぞえて吉凶を卜すとし、火箸を炉の前に立てて火をおこすマジナイと称する等、種々のことあり。
欧米各国 政教日記 (新字新仮名) / 井上円了(著)
「鳥が鳴くあづまの空に僥倖ふさへしに、行かんと思へど便宜よし旅費さねもなし」との述懐は、当時の都人士の憧憬あこがれるところを露骨に歌ったものであった。
次に田井たゐの中比賣、次に田宮たみやの中比賣、次に藤原の琴節ことふし郎女いらつめ、次に取賣とりめの王、次に沙禰さねの王七柱。
しゅうたおのずとわたくしくちいてたのもそのときでございます。真嶺さねし、相摸さがむ小野おのに、ゆるの、火中ほなかちて、いしきみはも……。