“中核”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゅうかく66.7%
ちゆうかく33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
桜雲台は躑躅つつじさき殿でん中核ちゅうかくであって、源氏閣の建物たてものはその上にそびえている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けれど、春三月、都じゅうの柳が芽をふいて、土のにおいまでがあらたまると、ここが政治の中核ちゅうかくとは思えぬようなはなやぎだった。宴楽の府、流行の府、恋の府——ともいっても、過言ではない。
いつかしら男の仕事のすべてに対して、彼はある程度の理解と意見とを蓄ヘて、事実の中核ちゆうかくに触れた注意を、男に云ひ出すことも屡あつた。
瘢痕 (新字旧仮名) / 平出修(著)