“躑躅”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
つつじ88.1%
つゝじ8.8%
ツツジ1.9%
つゝぢ0.6%
ツヽジ0.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“躑躅”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 地理・地誌・紀行 > 日本11.5%
芸術・美術 > スポーツ・体育 > 戸外レクリエーション10.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
それと言ふのも、六月に石楠花しやくなげが咲き、七月に躑躅つつじが咲くといふやうな深い山の中から採つて來るからである。
日光 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
この三位局の誘引で、三条西家の奥向きの人々が、賀茂の山に躑躅つつじ歴覧のため出かけたことなどが実隆の日記に見えている。
躑躅つゝじのひと盛りを過ぎると、まるで火の消えたように鎮まり返って、唯やかましく聞えるのはそこらの田に啼く蛙の声ばかりであった。
三浦老人昔話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
躑躅つゝじ——おどろくな——山吹やまぶきなどをかるくあしらつた、角座敷かどざしき
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
早く、躑躅ツツジの照る時分になつてくれぬかなあ。一年中で、この庭の一番よい時が、待ちどほしいぞ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
こんな事をして居る中に、早一月も過ぎて、桜の後、暫らく寂しかつた山に、躑躅ツツジが燃え立つた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此間このあひだむかふの土手にむら躑躅つゝぢが、団団だんだんと紅はくの模様を青いなかに印してゐたのが、丸で跡形あとかたもなくなつて、のべつに草がい茂つてゐる高い傾斜のうへに、大きなまつが何十本となく並んで、何処どこ迄もつゞいてゐる。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
其外、卯月に卯の花、五月に皐月サツキ躑躅ツヽジなどがある。
花の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)