“朝寝”のいろいろな読み方と例文
旧字:朝寢
読み方割合
あさい50.0%
あさね50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
急ぎ起きて『あかでしも朝寝あさいしつ』と言ひ/\、衣整なつて『おん口占くちずさみに酬いまつらむ、笑ひなしたまひそ』とて
『聊斎志異』より (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
男は、「こよなき名残りの御朝寝あさいかな」と簾のうちに半ば体を入れる。女は、「露より先に起きける人の、(手紙の来ぬ)もどかしさに」と答える(春曙抄本、こころゆくものの末尾。「朝寝」)
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
沢山たくさん朝寝あさねあそばしてもかねきこえず、とりきません、いぬだつてりませんからお心休こゝろやすうござんせう。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
さるにても朝寝あさねのほど、昨日きのうのその講演会の帰途かえりのほどもはかられる。
縁結び (新字新仮名) / 泉鏡花(著)