“朝寢”の読み方と例文
新字:朝寝
読み方割合
あさね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二月(ぐわつ)十一日(にち)、待(まち)に待(まつ)つたる紀元節(きげんせつ)の當日(たうじつ)とはなつた。前夜(ぜんや)は、夜半(やはん)まで大騷(おほさわ)ぎをやつたが、なか/\今日(けふ)は朝寢(あさね)どころではない。
朝(あさ)がへりの殿(との)がた一順(じゆん)すみて朝寢(あさね)の町(まち)も門(かど)の箒目(はゝきめ)青海波(せいがいは)をゑがき、打水(うちみづ)よきほどに濟(す)みし表町(おもてまち)の通(とほ)りを見渡(みわた)せば、來(く)るは來(く)るは、萬年町(まんねんてう)山伏町(やまぶしてう)、新谷町(しんたにまち)あたりを塒(ねぐら)にして
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
衣服(きもの)を着(き)て帶(おび)を〆(し)めて、やがて尻(しり)を端折(はしを)らうと云(い)ふ頃(ころ)、ふと橋(はし)の上(うへ)を見(み)ると、堅氣(かたぎ)も多(おほ)いが、賣女屋(ばいぢよや)のある小(ちひ)さな宿(やど)、何(なん)となく自墮落(じだらく)の風(ふう)が染(そ)まると見(み)えて、宿中(しゆくぢう)いづれも朝寢(あさね)らしい。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)