“箒目”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうきめ72.7%
はうきめ15.2%
はゝきめ9.1%
ははきめ3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まして自分が、特権でもあるように、箒目ほうきめの立った清潔な広場を整理員に見まもられながらよこぎってゆく経験ももっていなかった。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
その上家の裏には小さい畑まで作つて、菜つ葉や豆などを育ててゐますが、畝間うねま箒目はうきめを入れるほどの念の入れやうで
つい、そのころもんて——あき夕暮ゆふぐれである……何心なにごころもなく町通まちどほりをながめてつと、箒目はゝきめつたまちに、ふと前後あとさき人足ひとあし途絶とだえた。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
持まへの負けじ気性は勝手にせ廻りて雲のやうな形をこしらへぬ、気違ひ街道、ぼれ道、朝がへりの殿がた一順すみて朝寐の町もかど箒目ははきめ青海波せいがいはをゑがき
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)