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箒目
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はうきめ
ふりがな文庫
“
箒目
(
はうきめ
)” の例文
その上家の裏には小さい畑まで作つて、菜つ葉や豆などを育ててゐますが、
畝間
(
うねま
)
へ
箒目
(
はうきめ
)
を入れるほどの念の入れやうで
銭形平次捕物控:229 蔵の中の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
狹苦
(
せまくる
)
しいにしてもきちんとした
傭人部屋
(
やとひにんべや
)
の
周圍
(
しうゐ
)
の
土
(
つち
)
に
箒目
(
はうきめ
)
を
入
(
い
)
れて
水
(
みづ
)
でも
打
(
う
)
つて
見
(
み
)
たり、
其處
(
そこ
)
らで
作
(
つく
)
る
朝顏
(
あさがほ
)
の
苗
(
なへ
)
を
貰
(
もら
)
つてどんな
姿
(
なり
)
にも
鉢
(
はち
)
へ
植
(
うゑ
)
て
見
(
み
)
たりして
居
(
ゐ
)
ると
奉公
(
ほうこう
)
が
辛
(
つら
)
くも
思
(
おも
)
はないのであつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
誰のたしなみか美しく
箒目
(
はうきめ
)
が入つて、小鳥の足跡も付いては居ず、その上の格子にも何んの異状もありません。
銭形平次捕物控:196 三つの死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
日照
(
ひで
)
り續きの庭に
箒目
(
はうきめ
)
美しく
掃除
(
さうぢ
)
が屆いて、其處には足跡らしいものもなく、縁側は行止りですから、若しお鈴が人に殺されたものとすれば、曲者は外から入つたのでなく
銭形平次捕物控:304 嫁の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「その上
箒目
(
はうきめ
)
まで入つて居る」
銭形平次捕物控:275 五月人形
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
箒
漢検1級
部首:⽵
14画
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
“箒目”で始まる語句
箒目立