“苗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なえ60.0%
なへ25.7%
びょう5.7%
2.9%
なわ2.9%
べう2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つい昨日までいた開墾小屋では、強い西陽はなえの育ちを思い、あしたの晴朗な気がぼくされて、この上もない光明であり希望であった。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
梅雨つゆ降頻ふりしきる頃には、打渡した水の満ちた田に、菅笠すげがさがいくつとなく並んで、せつせとなへを植ゑて行つてゐる百姓達の姿も見えた。
ある僧の奇蹟 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
雲南地方の山地にはびょうまたはようという一種の蛮族が棲んでいるが、老女もその一人で、老年でありながら能く働き、かつは正直律義りちぎの人間であるので
が、かほおぼえず、をしむらくはかなかつたのは、ちゝのなくなつために血迷ちまよつたばかりでない。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
五劫ごこう思惟しいなわしろに
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
むかし、三べう(七六)洞庭どうていひだりにし、(七七)彭蠡はうれいみぎにせしが、徳義とくぎをさまらず、これほろぼせり。