“早苗田”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さなへだ66.7%
さなえだ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
數限かずかぎりもない材木ざいもくみづのまゝにひたしてあるが、彼處かしこへ五ほん此處こゝへ六ぽん流寄ながれよつたかたちはんしたごとく、みな三方さんぱうからみつツにかたまつて、みづ三角形さんかくけい區切くぎつた、あたりはひろく、一面いちめん早苗田さなへだのやうである。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
虹の輪の七色なないろふかき片裾は雨しとどなり早苗田さなへだの上
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
彼処かしこへ五本、此処ここへ六本、流寄ながれよった形が判でした如く、皆三方から三ツにかたまって、水を三角形に区切った、あたりは広く、一面に早苗田さなえだのようである。
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)