“苗木”の読み方と例文
読み方割合
なえぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
桐の苗木なえぎに葉が三枚ついている。そのうちの一葉がばさりと落ちた。こういう若木は秋の到ることを著しく感ずるものであるかどうか。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
「そうかい、もらっていって、えるから。」と、二人ふたりおなじくらいの苗木なえぎを一ぽんずつ、ぶらさげて、おうちかえったのでした。
いちじゅくの木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
守山もりやまというところの桃畑は、わたしたちの義塾ぎじゅくの木村先生がお百姓にすすめて、桃の苗木なえぎを移し植えさせたことからはじまったと聞きます。
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)