“守山”の読み方と例文
読み方割合
もりやま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
守山もりやまというところの桃畑は、わたしたちの義塾ぎじゅくの木村先生がお百姓にすすめて、桃の苗木なえぎを移し植えさせたことからはじまったと聞きます。
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ゆっくりと近江路へ入って越川こしかわ泊り、翌日、越川を立って守山もりやまでおひる、湖へかかって矢橋から大津までわたし、その日のうちに京へ着くのは楽なもの。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
蛍の名所と云えば江州ごうしゅう守山もりやま辺にも、岐阜市の郊外などにもあるが、大概そう云う土地では名産の蛍を貴いあたりへ献上するので、捕獲することを禁じている
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)