“守宮”の読み方と例文
読み方割合
やもり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その狭い庭には、馬陸という虫が密生していたし、守宮も葉蔭に這っていた。それから、夜は灯を慕ってやって来る虫で大変だった。
吾亦紅 (新字新仮名) / 原民喜(著)
その街角へ現われて街灯の下へ辿りつくと、まるで自分がんだ灯にりついた守宮ででもあるような頓狂な淋しさが湧いてきた。
小さな部屋 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
遠くの街燈のほのかな光線が、守宮のように二階の窓の雨戸にへばりついた黒い背広に黒いソフト帽の人物を、朦朧と映し出している。
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)