“登山”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とざん80.0%
のぼ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みなさんはじり/\ときつけるような海岸かいがん砂濱すなはまたり、あせながしながら登山とざんをされるときのことをかんがへてごらんなさい。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
白皙蒲柳はくせきほりうしつず、越中国えつちうのくに立山たてやまつるぎみねゆきを、先頭せんとうだい四十何人目なんにんめかに手鈎てかぎけた、登山とざんにおいては、江戸えど消防夫ひけしほどの侠勢きほひのある、この博士はかせことばしんずると、成程なるほど
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
煤煙すすけを落すだけの場所だったが——それがこのごろ、遙か下の町の人々にも知れて来たとみえて、ぽつぽつ入湯の客が登山のぼって来る。
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「佐助に利七のふたりも、生きておりますれば、今ごろ登山のぼっておるさいちゅうでござろう。七月七日の夜の引き明け、という申しあわせですから——どれ、そろそろ私も。」
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)