“消防夫”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しごとし63.6%
ひけし27.3%
しょうぼうふ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
危え、と蔵の屋根から、結束した消防夫しごとしが一にん、棟はずれに乗出すようにして、四番組のまといを片手に絶叫する。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
やがて馬車ばしやがあるまちとほりましたときに、とうさんははじめて消防夫ひけし梯子登はしごのぼりといふものをました。たか梯子はしごつたひとまちそら手足てあしうごかしてました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
とうさんは、自分じぶん子供こども時分じぶん火事見物かじけんぶつかけて、消防夫しょうぼうふや、巡査じゅんさいたてられて、ぬかるみを右往左往うおうさおうしたさまおもしました。
火事 (新字新仮名) / 小川未明(著)