“しごとし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シゴトシ
語句割合
消防夫46.7%
仕事師26.7%
消火夫6.7%
工人6.7%
火消6.7%
為事師6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
思(おも)つたのは空頼(そらだの)みで「あゝ、惡(わる)いな、あれが不可(いけね)え。……火(ひ)の中(なか)へふすぶつた煙(けむり)の立(た)つのは新(あたら)しく燃(も)えついたんで……」と通(とほ)りかゝりの消防夫(しごとし)が言(い)つて通(とほ)つた——
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
一人(にん)は三尺(じやく)帶(おび)に突(つツ)かけ草履(ぞうり)の仕事師(しごとし)の息子(むすこ)、一人(にん)はかわ色(いろ)金巾(かなきん)の羽織(はをり)に紫(むらさき)の兵子帶(へこおび)といふ坊樣仕立(ぼうさましたて)、思(おも)ふ事(こと)はうらはらに、話(はな)しは常(つね)に喰(く)ひ違(ちが)ひがちなれど
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「なに」と、小八は苦笑いして、「……まあ、背だけは高かったよ、顔も長手なことは長手だったが、消火夫(しごとし)風情の嬶に、そんな好い女があるものか」
立山の亡者宿 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
小八は落ちてきた熟柿(じゅくし)でも執るように女を己(じぶん)の処へ伴(つ)れて来た。小八は下谷長者町の裏長屋に住んでいる消火夫(しごとし)であった。女は背の高い眼の大きな何処かに男好きのする処があった。
立山の亡者宿 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
彼のバビロン城の工人(しごとし)の言葉のやうな事を、無暗に饒舌(しやべ)つて居りました。
新浦島 (新字旧仮名) / ワシントン・アーヴィング(著)
力士(すもう)は勿論三座の役者から四十八組の火消(しごとし)仲間、誰彼となく交際(つきあ)うので、次郎兄い次郎兄いと顔がよい。直接の乾児が五六十人、まずは立派な親分と云えよう。
善悪両面鼠小僧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
目が醒めて見れば、八は眠るとも思はずに眠つて夢を見てゐたのである。醒めた時は慥(たしか)に夢の最中であつた。何でも平生(へいぜい)仲の悪い熊といふ為事師(しごとし)に困らせられてゐた。どうした訣(わけ)だつたか知らん。
金貨 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)