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『立山の亡者宿』
ふりがな文庫
『
立山の亡者宿
(
たてやまのもうじゃやど
)
』
小八はやっと目ざした宿屋へ着いた。主翁と婢が出て来てこの壮い旅人を愛想よく迎えた。婢は裏山から引いた筧の水を汲んで来てそれを足盥に入れ、旅人の草鞋擦のした蒼白い足を洗ってやった。 青葉に黒味の強くなる比のことで日中は暑かったが、立山の麓にな …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約15分(500文字/分)
朗読目安時間
約24分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
頭
(
さき
)
騙
(
かたり
)
障礙
(
さわり
)
乃公
(
おいら
)
分明
(
はっきり
)
己
(
じぶん
)
書類
(
かきもの
)
更
(
あらた
)
家主
(
おおや
)
忌
(
いま
)
筧
(
かけい
)
痴
(
ばか
)
比
(
ころ
)
朋友
(
ともだち
)
数多
(
たくさん
)
容貌
(
きりょう
)
奴
(
め
)
熟柿
(
じゅくし
)
鮾
(
あざ
)
伴
(
つ
)
頭髪
(
かみ
)
何方
(
どちら
)
何日
(
いつ
)
足盥
(
あしだらい
)
詞
(
ことば
)
荒薦
(
あらごも
)
背後
(
うしろ
)
老人
(
としより
)
単衣
(
ひとえ
)
眼前
(
めのまえ
)
喜悦
(
よろこび
)
狂人
(
きちがい
)
室
(
へや
)
準備
(
したく
)
四辺
(
あたり
)
壮
(
わか
)
好奇
(
ものずき
)
姝
(
きれい
)
戸外
(
そと
)
主翁
(
ていしゅ
)
店子
(
たなこ
)
幾歳
(
いくつ
)
婢
(
じょちゅう
)
寂然
(
ひっそり
)
媽
(
かみ
)
嬰児
(
あかご
)