“書類”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かきつけ33.3%
しょるい25.0%
かきもの25.0%
しよるゐ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一郎が小学校へ入学致しました時の戸籍の書類かきつけなぞはどうして取りましたものかわからないままに全くの音沙汰なしになっておりました。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
糟谷かすやがぼんやりしていると、場長はじめおおくの事務員じむいんは、みんな書類しょるいをかたづけて退場たいじょうの用意をする。そのわけがわからなかったから、糟谷はうろたえてきょろきょろしている。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
と云いつつ立って違いだなに載せて置いたる風呂敷包みとりおろし、結び目といて二束ふたつかねにせし書類かきものいだし、十兵衛が前に置き、我にあっては要なき此品これ
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
つちうへらばつてゐる書類しよるゐ一纏ひとまとめにして、文庫ぶんこなかれて、しもどろよごれたまゝ宗助そうすけ勝手口かつてぐちまでつてた。腰障子こししやうじけて、きよ
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)