“かきつけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カキツケ
語句割合
書付60.8%
書附25.5%
書類7.8%
遺言状2.0%
勘定書2.0%
書面2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
置捨に致たるに相違有まじ其上そのうへしまの親住吉町吉兵衞よりの歎願書たんぐわんしよも是ありそれも序に讀聞せよと云るゝに又々目安方めやすかたの者右の書付かきつけ讀上よみあげ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
御考慮下さらなければね。何か証明の方法がおありだとよいのですがな……何か書附かきつけひとつでも……
隣の者が驚いてその家へ往って見ると、かまどの中で種種いろいろ書類かきつけや道具でも焼いたのか、その中に箱の燃えさしや紙の燃えさしが散らばっていた。
水面に浮んだ女 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
人を不具かたわにする非道な事をする、東山てえ奴は悪人だと人にわせるように、御先祖さまが遺言状かきつけのこしたアだね、然うじゃアごぜえませんか、そこでどうも私も奉公してるから
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
もと公方くぼうさまから戴いた物で、いえにも身にも換えられねえと云って大事にしている宝だから、毀した者は指を切れという先祖さまの遺言状かきつけが伝わって居るので、指を切られた奴が四五人あります
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
あわてて腰を上げながら、勘定書かきつけを出すと、墨江は
死んだ千鳥 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『まあ、御聞きなさい。』と校長は卓子テーブルの上にある書面かきつけひろげて見せ乍ら
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)