書類しよるゐ)” の例文
つちうへらばつてゐる書類しよるゐ一纏ひとまとめにして、文庫ぶんこなかれて、しもどろよごれたまゝ宗助そうすけ勝手口かつてぐちまでつてた。腰障子こししやうじけて、きよ
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「おまへさんの所になに書物かきものはありませぬかえ——御先祖ごせんぞ塩原多助しほばらたすけ書類しよるゐなにのこつてゐませぬか」「なにりませぬ、少しはのこつてゐた物もりましたが、此前このまへの火事でけましたから、 ...
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)