“騙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だま64.7%
かた22.7%
たばか2.8%
たば2.6%
かたり2.2%
たぶら1.9%
あざむ0.9%
たぶらか0.4%
だまか0.2%
ゆす0.2%
いつわ0.2%
かたる0.2%
たぶ0.2%
たら0.2%
だまさ0.2%
へん0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世にも稀な大悪人、天下をし取ろうとした大かたり、こんな恐ろしい名が、きっとあの男に永く永くつきうに違いございませぬ。
殺された天一坊 (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
あの公事に敗れた私は、あの子の母親だと人々に信じられなかったのみか、お上をる大嘘つきという事に極められてしまいました。
殺された天一坊 (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
……ぜひなく村から酒を買ってきて、ここで待つこと今日で四日目というわけだ。しかしどうやらこの勝負は、まんまと、こっちが一ぱいられたらしい
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ええ、かられた」と一角は、われとわが不覚をりながら、地団駄をふんで、ふたたび相手のかげを血眼で探しはじめた。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『ええ、どうにでもなつてしまへ畜生、肩揚のある娘、畑の中であのとき何を出しやがつた、袂のなかから脱脂綿なんか出しやがつて』
味瓜畑 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)
「おお賭け試合の勝ちビラと見えて、いろいろな剣客の名が見えるが、どうせ衆愚をかす山師の客引き、あてになるものではござるまい」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
日吉は、うまく彼をいたつもりでいたが、十兵衛の叡智の眼は、何もかもぬいていることを、明らかに示していた。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「どうして、まだまだこの子には、小さい折の面影がたんとある。そなたも、上手にされぬがよい」
日本名婦伝:太閤夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
九「ウム、植木屋の九兵衞だ、おはまア死なねえでもい……え、和尚さんは、千駄木の植木屋の九兵衞と云って、此の粂之助をしに行った悪党でごぜえます」
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
體能り取んと工夫にこそは及びけれ此油屋五兵衞方の番頭久兵衞と云ふは元上總無宿の破落者なりしが其後東海道筋にて護摩灰
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
もって励まし、江南へ放って、呉軍へって降伏させます。——敵はかならず信じます。なぜなら、丞相に殺された蔡瑁の甥ですから
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たと白眼れ何者なれば殺生禁斷の場所をさへ徳川徳太郎などと御名を不屆者屹度罪科べきなれども此度格別慈悲を以て免しす以後見當候はゞ決してさゞるなり屹度相愼み心を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
日ごろ睾嚢八畳敷を誇り大風呂敷をひろげて人をらかしてゐた狸公も、か国家のために尽すところの一役を与へられゝば幸甚であると、故郷の村からつい二三日前手紙があつたばかりだ。
たぬき汁 (新字旧仮名) / 佐藤垢石(著)
かく語れる時一の鬼その鞭をあげてこれを打ちいひけるは、去れ判人、こゝにはすべき女なし 六四—六六
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
今の若い女子にこれ位の自負もないのは口惜しゅう御座います。光源氏の恋人になろうと申すのと、い絵や音楽にれて、沢山の女学生や夫人までが電小僧の情婦になるのとは大変な相違です。
離婚について (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
駭然として夢か狐子せらるるなからむやと思えども、なお勇気をいてすすむに、答えし男急にびとめて、いずかたへ行くやと云う。
突貫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)