“騙取”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かたり37.5%
へんしゅ37.5%
かたりと12.5%
かたりとら12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
押借おしが騙取かたりの度胸も持合わせず。賭博、相場の器用さなど、夢にも思い及ばぬまま、三日すれば止められぬ乞食根性をそのまま。
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
もちろんその目的は、珠子と、私の生れついたる美しい脚を騙取へんしゅしたる——敢えてそういうのだ——その男とを引捕ひっとらえるためであった。
大脳手術 (新字新仮名) / 海野十三(著)
まして件の金子を昨日騙取かたりとられたり其仔細そのしさいをおはなし申せば斯樣々々云々しか/″\なりと證據しようこくしの事迄一伍一什を委しくかたりければ皆々仰天ぎやうてんなし夫は又何物がくしを以て行しやときようを失ひければ憑司を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
其翌日惣内に騙取かたりとらせしをあれ控居ひかへをる藤八がはからひにて金子はのこらず取もどし候間先妻里の不埓ふらちはあれども親類しんるゐ中故右金子の中を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)