“其仔細”の読み方と例文
読み方割合
そのしさい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
承はり度と申ければ文右衞門其仔細そのしさいと申は最早八ヶ年以前の事にて御家の騷動出來致し忠臣は退しりぞ佞奸邪智ねいかんじやちともが蔓延はびこるに付不肖ふせうながらも是をたゞ些少いさゝか忠義を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
まして件の金子を昨日騙取かたりとられたり其仔細そのしさいをおはなし申せば斯樣々々云々しか/″\なりと證據しようこくしの事迄一伍一什を委しくかたりければ皆々仰天ぎやうてんなし夫は又何物がくしを以て行しやときようを失ひければ憑司を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
最初さいしよに見出し候者はわたくせがれ甚之助に御座候其仔細そのしさいは同日の夕刻ゆふこく雪も降止ふりやみ候に何となくあやしにほひ致せば近所の者共表へ穿鑿せんさく致し候に何時いつも何事にても人先に出て世話せわいたし候お三ばゞのみ一人相見え申さざれば私しせがれ甚之助不審ふしんに存じかれが家の戸を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)