“世話”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せわ93.0%
ヨバナシ3.0%
よばなし2.0%
せは1.0%
1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おかあさんをてたのはやはりわたくしがわるうございました。こんどはどんなにしてもおそばについてお世話せわをいたしますから。」
姨捨山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
何時までも進まぬ。バウとした耳に、此世話ヨバナシフタタビまた、紛れ入つて来たのであつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
その頃は、称讃浄土摂受経しようさんじやうどせふじゆきやうを千部写さうとの願をおこして居た時であつた。其がはかどらない。何時までも進まない。茫とした耳に、此世話よばなしが紛れ入つて来たのである。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
わたし手足てあしはたらかぬときりて何分なにぶんのお世話せはをおたのまをさねばらぬあかつき月給げつきうゑんらう、れをおもふといまのうち覺悟かくごめて、すこしはたがひにらきことなりとも當分たうぶん夫婦ふうふわかれして
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
そういう書信たよりが、お前のところから来て以来、どんなに妾は、お前のおいでるのを待っていたことか。……安心おし、安心して何時までもここにお居で。この姉さんが世話てあげます。
鸚鵡蔵代首伝説 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)