“世話”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せわ92.9%
ヨバナシ3.0%
よばなし2.0%
せは1.0%
1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おかあさんをてたのはやはりわたくしがうございました。こんどはどんなにしてもおそばについてお世話をいたしますから。」
姨捨山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
何時までも進まぬ。とした耳に、此世話また、紛れ入つて来たのであつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
その頃は、称讃浄土摂受経を千部写さうとの願をして居た時であつた。其がはかどらない。何時までも進まない。茫とした耳に、此世話が紛れ入つて来たのである。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
手足かぬりて何分のお世話をおさねばらぬ月給らう、れをふとのうち覺悟めて、しはひにらきなりとも當分夫婦れして
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
そういう書信が、お前のところから来て以来、どんなに妾は、お前のおいでるのを待っていたことか。……安心おし、安心して何時までもここにお居で。この姉さんが世話てあげます。
鸚鵡蔵代首伝説 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)