“當分”の読み方と例文
新字:当分
読み方割合
たうぶん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うして、其樣そんところ這入はいつたのだ。當分たうぶん其所そこにゐるつもりなのかい」と宗助そうすけかさねていた。安井やすゐはたゞすこ都合つがふがあつてとばかりこたへたが
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
友達ともだちかほつぶれては、むらにはられねえから、當分たうぶんこれがおわかれにらうもれねえ。隨分ずゐぶん達者たつしやてくんねえよ。
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それはもとよりうはさだけにとゞまつたが、それ以來いらい當分たうぶん芝居しばゐながら煙草たばこふものがほとんどなくなつた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)