“不肖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふしょう85.7%
ふせう11.4%
ふつゝか1.4%
フショウ1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
賢と不肖ふしょうともなる。正と邪ともなる。男と女ともなる。貧と富ともなる。老と若、長と幼ともなる。その他いろいろに区別ができる。
写生文 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
また床次君のやうに自分が偉人らしい言草いひぐさも気に喰はぬ、不肖ふせうながら朝夕南洲翁にいてゐたから、翁の面目めんもくはよく知つてゐるが
左樣さよう不肖ふつゝかながら、この櫻木さくらぎ畢世ひつせいちからつくして、わが帝國海軍ていこくかいぐんめに、前代未聞ぜんだいみもんある有力いうりよくなる軍器ぐんき製造せいぞう着手ちやくしゆしてるのです。
君ト我トハ、カツテ一度ハ、桃園ニ義ヲ結ンダ仲デアルガ、身ハ不肖フショウニシテ、時マタ利アラズ、イタズラニ君ノ義胆ヲ苦シマセルノミ。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)