“言草”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いいぐさ68.6%
いひぐさ25.7%
ことぐさ5.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「君、いろんな言草いいぐさしてくれたまえ。君が友人として僕をいたわってくれた段は実に感謝する。それが好意というものだろう。」
みれん (新字新仮名) / アルツール・シュニッツレル(著)
また床次君のやうに自分が偉人らしい言草いひぐさも気に喰はぬ、不肖ふせうながら朝夕南洲翁にいてゐたから、翁の面目めんもくはよく知つてゐるが
「月のるより闇がよい」というのは恋に迷った暗がりの心である。「月がよいとの言草ことぐさ」がすなわち恋人にとっては腹の立つ「粋な心」である。
「いき」の構造 (新字新仮名) / 九鬼周造(著)