“言上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごんじょう69.2%
ごんじやう15.4%
いひあげ2.6%
いひたて2.6%
ことあ2.6%
ごんしやう2.6%
ごんじゃう2.6%
ごんじよう2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるにもかかわらず、小野太左衛門はその説に感歎して、これを主人の伊達政宗だてまさむね言上ごんじょうし、後日に清悦せいえつ御目見おめみえの沙汰さたがあった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
不首尾ふしゆびと相なるべし當時此人ににくまれては勤役きんやくなり難しと思案しは大岡越前守が願ひ取次も御採用おとりもちひなき樣に言上ごんじやうするよりほかなしと思案を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ひらかれけるさて平石ひらいし次右衞門吉田三五郎の兩人より越前守へ言上いひあげ彼若君かのわかぎみ澤の井の死骸しがいはうむりし光照寺へ永代佛供料えいたいぶつくれうとして十八石の御朱印ごしゆいん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
つかはし頼み入たるや此義このぎ明白めいはく言上いひたてよと云るゝ故與惣次は奉行へ金十兩その下役人へ十兩おくりし段を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
それは例の甘輝かんきあざなは耳の垢とりで、怪しげな唐装束からしやうぞくに鳥の羽毛はねのついた帽子をかぶりながら、言上ことあげののぼりを肩に、獅子ヶ城のやぐらのぼつたと云ふ形で、みよしの先へ陣どつたのが、船の出た時から
世之助の話 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
征伐せいばつ言上ごんしやうしければ、王鬼わうおに火※ほのほ
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ベンヺ はゞかりながら、この不運ふうんなる騷擾さうぜうのあさましき經緯ゆくたて手前てまへ言上ごんじゃういたしませう。
千葉ちば貴孃あなたいてりますと言上ごんじようすれば、おゝ可愛かわいをとこ奧樣おくさま御贔負ごひゐきまさりて、おこゝろづけのほどいままでよりはいとゞしうりぬ。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)