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言上
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ごんじやう
ふりがな文庫
“
言上
(
ごんじやう
)” の例文
不首尾
(
ふしゆび
)
と相なるべし當時此人に
憎
(
にく
)
まれては
勤役
(
きんやく
)
なり難しと思案し
斯
(
こ
)
は大岡越前守が願ひ取次も
御採用
(
おとりもち
)
ひなき樣に
言上
(
ごんじやう
)
するより
外
(
ほか
)
なしと思案を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
蒲生は遠藤の所へ乗り付けて、大筒の事を
言上
(
ごんじやう
)
すると、遠藤は岡
翁助
(
をうすけ
)
に当てて、
平与力
(
ひらよりき
)
四人に大筒を持たせて、目附
中井半左衛門
(
なかゐはんざゑもん
)
方へ出せと云ふ達しをした。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
「この罪人はどうしても、ものを言ふ
気色
(
けしき
)
がございません。」と、口を揃へて
言上
(
ごんじやう
)
しました。
杜子春
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
将門背走相防ぐ
能
(
あた
)
はざるの間、良兼の為に人物を
殺損奪掠
(
さつそんだつりやく
)
せらるゝの
由
(
よし
)
は、
具
(
つぶ
)
さに下総国の
解文
(
げもん
)
に注し、官に
言上
(
ごんじやう
)
しぬ、
爰
(
こゝ
)
に朝家諸国に
勢
(
せい
)
を合して良兼等を追捕す可きの官符を下され
了
(
をは
)
んぬ。
平将門
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
言上
(
ごんじやう
)
いたして
召
(
め
)
され
候
(
さふら
)
はん
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
▼ もっと見る
承
(
うけ
)
たまはるに
略服
(
りやくふく
)
の段は甚だ
恐
(
おそ
)
れ有と病中の儀越前許し候へとの御意なりしと此時大岡越前守は
恐入
(
おそれいつ
)
て
言上
(
ごんじやう
)
に及ばれけるは
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
猶
(
なほ
)
、
篠
(
しの
)
及娘
里
(
さと
)
当日
伴天連
(
ばてれん
)
ろどりげ同道にて、隣村へ引移り候次第、並に
慈元寺
(
じげんじ
)
住職日寛殿計らひにて同人宅焼き棄て候次第は、既に名主塚越弥左衛門殿より、
言上
(
ごんじやう
)
仕り候へば、私見聞致し候仔細は
尾形了斎覚え書
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
存
(
なが
)
らへ御
尤
(
とが
)
めの身分を
憚
(
はゞ
)
からず
押
(
おし
)
て此段御屋形樣へ
言上
(
ごんじやう
)
仕り候此儀御用ひなき時は是非に及ばず私し儀は
含状
(
ふくみじやう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“言上”の意味
《名詞》
言上(ごんじょう)
年齢や位が自分より上の人に申し述べること。
(出典:Wiktionary)
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“言”で始まる語句
言
言葉
言伝
言語
言下
言草
言訳
言問
言出
言句