“略服”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りゃくふく50.0%
りやくふく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
残忍な嗜虐しぎゃくが、突然私をそそった。私は力をこめて掌の蝉を握りしめると、そのまま略服りゃくふくのポケットに突っ込んだ。蝉の体液が、掌に気味悪く拡がった。
桜島 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
うけたまはるに略服りやくふくの段は甚だおそれ有と病中の儀越前許し候へとの御意なりしと此時大岡越前守は恐入おそれいつ言上ごんじやうに及ばれけるは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)