“恐入”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おそれい67.6%
おそれいり20.6%
おそれいつ2.9%
おそれえ2.9%
おそれいっ2.9%
おそれいら2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで土間どまつかへて、「ういふ御修行ごしゆぎやうんで、あのやうに生死しやうじ場合ばあひ平氣へいきでおいでなされた」と、恐入おそれいつてたづねました。
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
切害仕り候にいさゝか相違無之これなく恐入おそれいりたてまつり候之に依て如何樣の御仕置に仰付られ候とも御領主樣ごりやうしゆさまへ對し御恨おんうらみは少も御座なく候以上
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
うけたまはるに略服りやくふくの段は甚だおそれ有と病中の儀越前許し候へとの御意なりしと此時大岡越前守は恐入おそれいつ言上ごんじやうに及ばれけるは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
林「へえ恐入おそれえりました、ヒエ/\こぼれます/\……有難い事で、お左様なれば頂戴いたします、折角しっかくの事だアから誠にはや有難い事で」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
是れは誠に恐入おそれいった話で、何も私共は罪を犯した覚えはない。是れはマア何処まで小さくなればまぬかるゝかと云うと、幾ら小さくなっても免れない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
恐入おそれいらせしからは近日事の成就せんと皆々悦ぶ其中に貴殿きでん一人うれひ給ふは如何成仔細に候やとたづねければ山内は成程なるほど各々方には今日越前が恐入しを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)