“成程”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
なるほど98.5%
なる0.5%
なんぼ0.5%
なッ0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
えゝ成程なるほどそれぢやア先刻さつきまへさんところへお赤飯せきはんげたれいなすつたのかね。
八百屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
菊之丞は、拡げられた香盤こうばんをのぞき込む。成程なるほど、何枚かの図面には、すべて付け込みのしるしが一面に書き込まれているのだった。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
駄菓子屋だぐわしや縁臺えんだいにも、船宿ふなやど軒下のきしたにも、蒲燒屋かばやきや土間どまにも成程なるほどたが。
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
成程なるほど一日いちにちの苦とうつかれていへかへツて來る、其處そこには笑顏ゑがほむかへる妻子さいしがある
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
成程なるほど聴いてみれば無理もない。世の中には髪の毛一本生えてない禿頭を、自分の持物だといふだけで、毎朝磨きをかけてゐる人間もある事だから。
「へへえ、成程なる、あいにく出懸けまして御愛想もございませんがね、どこへ、姐さんは。」
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「イイエきっとそうに違いないヨ。デなくッて成程なんぼ人減しとへらしだッて罪もとがもない者をそう無暗むやみに御免になさる筈がないやアネ……それとも何か御免になっても仕様がないようなわりい事をした覚えがお有りか」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
成程々々なな成程なッ。いや、こりゃてまえ、ちと了簡が若うがした。」
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
成程なッ御夥間おなかまですかい。はははは、うございましょうとも。まあ、お掛けなさいまし。何ね、愚図々々ぐずぐずいや今の口上で追払おっぱらいまさ。貴女がお嬢様でも、どうです、あれじゃいやとはいえますまい。」
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)