“なる”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ナル
語句割合
80.8%
5.8%
3.8%
1.9%
1.9%
成程1.9%
1.9%
𨸶1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし姉はいつになく、沈んでいるように見えたので、自分も口をつぐんでなるたけ話をせまいものと黙って歩るいていたのである……。
稚子ヶ淵 (新字新仮名) / 小川未明(著)
うたったと伝うる(なるは滝)小さな滝の名所があるのに対して、これを義経よしつね人待石ひとまちいしとなうるのである。
瓜の涙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
なるれば世人のわれも安けき。
短歌 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
伊予周桑しゅうそう郡小松町大字新屋敷字堂ガなる
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
丹波氷上ひかみ鴨庄かものしょう村大字牧字大岩ガなる
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ああ、はやはるになって、つちみたいもんだ。そして、あのやさしい黄金色こがねいろかがやほしひかりたいものだ。はるなるあき、なんというながあいだわたしたちはまたほしとおはなしすることができるだろう。
ものぐさなきつね (新字新仮名) / 小川未明(著)
「へへえ、成程なる、あいにく出懸けまして御愛想もございませんがね、どこへ、姐さんは。」
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
路がようやなるくなると、対岸は馬鹿〻〻しく高い巌壁がんぺきになっているその下を川が流れて、こちらは山が自然に開けて、少しばかり山畠やまばたけが段〻を成して見え、あわきびが穂を垂れているかとおもえば
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
美作勝田郡豊田村字𨸶なる
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)