“山畠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やまばた33.3%
やまばたけ33.3%
やまはた16.7%
やまはたけ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まして、このさびしいあきを、山畠やまばたのあたりにんでゐるひとは、どんなにかなしからうといつたものらしいのです。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
山畠やまばたけにかけがえのない、稲がくさっては、餓死うえじにでござりまする、総領のわしは、一番の働手はたらきて、こうしてはおられませぬから、とことわりをいって、やれ泣くでねえぞ
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
柚園の園はもとは屋敷附属の圃場ほじょうのことだが、九州南部ではソンまたはソと謂って、単なる独立の山畠やまはたをもそう呼んでいる。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
山畠やまはたけにかけがへのないいねくさつては、餓死うゑじにでござりまする、総領さうりやうわしは一ばん働手はたらきて、かうしてはられませぬから、とことわりをいつて、やれくでねえぞ
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)