“働手”の読み方と例文
読み方割合
はたらきて100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山畠やまはたけにかけがへのないいねくさつては、餓死うゑじにでござりまする、総領さうりやうわしは一ばん働手はたらきて、かうしてはられませぬから、とことわりをいつて、やれくでねえぞ
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
如何に自分が大正化學工業株式會社にとつて缺くべからざる働手はたらきてであるか、如何に社長に信用されて居るか、如何に部下に怖れられて居るかと云ふ樣な、お山の大將のほこりを得々としてひけらかした。
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
山畠やまばたけにかけがえのない、稲がくさっては、餓死うえじにでござりまする、総領のわしは、一番の働手はたらきて、こうしてはおられませぬから、とことわりをいって、やれ泣くでねえぞ
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)