“番”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばん55.9%
つが32.6%
つがい5.9%
つがひ2.1%
つる0.8%
ツガ0.8%
つご0.4%
0.4%
シフト0.4%
ツガヒ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
誠に有難い事で、もホツといて、それから二の一汽車京都御随行をいたして木屋町吉富楼といふりました
牛車 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
糞、今更そんなベラボーな! 倉川ぢやチヤンと此の間今月の末まで待つと約束したぢや無えか! 男と男が言葉をへたんだぜ!
地熱 (新字旧仮名) / 三好十郎(著)
憮然として腕を組んだ栄三郎の前に、を破られて一つ残った坤竜丸が孤愁つもののごとく置かれてあるのを見すえている。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
公家・長上の家で興行せられたの巻物なら、其処の亭主の君の作物なる事を示してゐるのである。此は、後鳥羽院にはじまつた事ではなかつた。
武大はそれを見るなり、荷担を道ばたに捨てて、裏口から王婆の家へ入ろうとしたが、そこでは婆と鄆哥が泥ンこにみ合って格闘している。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一番々々へられる相手方の詩句は、漢詩としては類型式なり、断篇風な物であつても、此先進文学の持つよい態度が、敷き写しに伝へられてゐた。
二の矢をうて、一分もへず、わざと前の矢所をぞ射たりける、この矢もまた、前のごとくに躍り返りて、これも身に立たざりけり、秀郷二つの矢をば、皆射損じつ、むところは矢一筋なり
ここを以ちて仁岐の命、初めて高千神倭天皇、秋津島に經歴したまひき。化熊川より出でて、天の劒を高倉に獲、生尾きりて、大き烏吉野に導きき。
マアセルは今日夕方のだったので、いま「モナコの岸」から、近処にりてる自分の部屋へ帰って来たところである。
牡獅子牝獅子————獅子、其に絡む嫉妬獅子とでもいふべき二人の獅子、三人立の獅子と言つた形の石橋様式を流しこんだものが多かつた。
獅子舞と石橋 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)