“交番”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かうばん66.7%
こうばん22.2%
かわりばんこ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いや、なにまをうちに、ハヤこれはさゝゆきいてさふらふが、三時さんじすぎにてみせはしまひ、交番かうばんかどについてまがる。このながれひとつどねぎあらへり。
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
みつは、このことを交番こうばんとどけなければならぬとかんがえました。さっそく交番こうばんほうはしっていきました。彼女かのじょのいうことをいた、巡査おまわりさんは
波荒くとも (新字新仮名) / 小川未明(著)
鶴子さんは「有難う。いゝ氣持に出來ましたわ」と兩手は交番かわりばんこに後ろに翳されて鏡裏の影は二重三重に重なる。細君はがさ/\と油の手を反古で拭く。鶴子さんは又鬢櫛で鬢を掻く。
俳諧師 (旧字旧仮名) / 高浜虚子(著)