“玄関番”のいろいろな読み方と例文
旧字:玄關番
読み方割合
げんくわんばん33.3%
ドアマン33.3%
コンシェルジュ16.7%
ブラツク16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
玄関番げんくわんばん書生しよせい不作法ぶさはふ取扱とりあつかひけると、其処そこ主人迄しゆじんまでがいやになる。著米ちやくべい早々さう/\始末しまつは、すくなからず僕等ぼくら不快ふくわいあたへた。(四月三日)
検疫と荷物検査 (新字旧仮名) / 杉村楚人冠(著)
玄関番ドアマン、ペエジ・ボウイ、無数の人間が被告マルコルムの首実検をして、エンマ・ダッシュと同伴いっしょに夫婦として来たあの時の紳士に違いないと断定している。
消えた花婿 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
玄関番コンシェルジュとの口論の調停、物もらいとの応待、蓄音器のゼンマイ巻き、小鳥に対するの配給、通信事務の遂行、と、丁稚でっち輩下のごとく追い使われ、相勤めまする一日十余時間
ボーラスの玄関番ブラツクは、思はぬ失策をしてしまつて眼を白黒させながら思案したが、肚の中のパトリツクを殺すためには自分も死ななければならぬといふ手段てだてより他に、何んな考へも浮ばなかつた。
南風譜 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)