“コンシェルジュ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
門番50.0%
玄関番50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
入口の門番コンシェルジュの窓には誰も居なくて祭の飾りの中にゼラニウムの花と向いあって籠の駒鳥がさわやかに水を浴びていた。
巴里祭 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
すると表の壁の丁度金鎖草の枝垂しだれた新芽が肩にあたるほどの所で門番コンシェルジュのかみさんと女中のロウジイヌとがふざけて掴み合っていたのが新吉の姿を見ると急に止めて笑いながら朝の挨拶をした。
巴里祭 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
玄関番コンシェルジュとの口論の調停、物もらいとの応待、蓄音器のゼンマイ巻き、小鳥に対するの配給、通信事務の遂行、と、丁稚でっち輩下のごとく追い使われ、相勤めまする一日十余時間