“内玄関”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ないげんかん75.0%
うちげんかん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
椽側えんがわを曲って母の影が障子しょうじのうちに消えたとき、小野さんは内玄関ないげんかんの方から、茶の間の横を通って、次の六畳を、廊下へ廻らず抜けて来る。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
横町よこちょうに十四五間の高塀たかべいが有りまして、九尺くしゃくの所に内玄関ないげんかんとなえまする所があります。
内玄関うちげんかんと思われる方の格子戸こうしどいて銀色のの光が明るく見え、その光を背にして昇口あがりぐちに立った背の高い女と、格子戸の処に立っているの女を近ぢかと見せていた。
蟇の血 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)