“番所”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばんしょ50.0%
こゝ25.0%
ばんしよ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしこの新潟の女たちの旅は、伊勢に参るというのが心ざしで、国境くにざかい番所ばんしょまでは、年老いたる男に送られて来ている。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
先刻せんこく、あなたのとこへおきやくがありましてね、かどをのぞきなさるから、あゝいづみをおたづねですかと、番所こゝからこゑけますと、いやようではありません——ばんだといふから、ちよつとました
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
訴へる時には我々われ/\かく仲間なかましうへ二十兩出させたうへ又々番所ばんしよへ引出しては何分どくにて我等われら濟難すみがたきによりまづ内々ない/\詮鑿せんさくいたされよとは云ものゝ明日あしたはらひにこまらるべければ我等われら二百りやう用立ようたてんによりそれにて此節季このせつきすまさるべしもつとも此金は利分りぶんに及ばず御都合ごつがふ宜敷よろしきをり返濟へんさいなさるべしと金子二百兩を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)