“利分”の読み方と例文
読み方割合
りぶん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おされしに三郎兵衞然樣さやうなりと申しける故彌々いよ/\其方四郎右衞門より借用致したるに相違さうゐなくは右百兩の金に十年の利分りぶん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
先年御用達ごようだって置いたあの金子の事でございます、ほかとは違いまして、兼が御奉公を致しましたお屋敷の事でございますから、外よりは利分りぶんをおやすく致しまして
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
刺しころして見たとて、なんの利分りぶんもあるまい。……狂気か酔狂か。……まず、そうとしか考えられぬ
顎十郎捕物帳:09 丹頂の鶴 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)