“御用達”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごようたし72.7%
ごようだ13.6%
ごようだて13.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「実はな、わしと、広海屋、心を合せて、江戸中の大商人と張り合い、お城の御用達ごようたしをうけたまわろうともくろんでいるのでな——」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
先年御用達ごようだって置いたあの金子の事でございます、ほかとは違いまして、兼が御奉公を致しましたお屋敷の事でございますから、外よりは利分りぶんをおやすく致しまして
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
そりゃ各藩から出るにきまってます、そうおれが答えたら、あの金兵衛さんは声を低くして、各藩からは無論だが、そのほかに京大坂の町人たちが御用達ごようだてのことを聞いたかと言うのさ。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)