“御入用”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おいりよう41.7%
ごいりよう25.0%
ごにゅうよう25.0%
おんいりよう8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「何か急場の事で御金の御入用おいりようがありましたら、証文しょうもんも何もなしで、御用立てをしますから。」と言ったこともある。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
助「左様いう事ならお預かり申して置きますから、御入用ごいりようの節は何時なんどきでも仰しゃっておつかわしなさい」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「別に心当りと云う程でもありませんけれど、最近社長の所へは、沢山たくさん脅迫状が来ているのです。御入用ごにゅうようでしたらまとめて差出しますが」
かゞめ助十樣と申は此方こなたに候やとたづねければ女房にようばう立出たちいでなんの御用に候や駕籠かご御入用おんいりようにもあらば助十と申は此方の相棒あひぼうゆゑ仰聞おほせきけられよと申にぞ然樣さやうならば昨夜さくや駕籠かご御出おいでなされしは助十樣しよに候かと聞に如何にも毎夜まいよしよ駕籠かご
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)